体験的学習の充実
角屋重樹
(文部省初等中等教育局小学校課教科調査官)


体験的学習で豊かな学力を育むには、子どもの活動(学習過程)に次のような主体的な問題解決活動の要素を成立させておく必要がある。
@試行錯誤する
A問題を見いだす 
B解決方法の考案 
C解決方法の実行
D結果に関する情報の収集と解決状況の評価 
E新たな問題の発見
この体験的学習は、ただ対象とかかわるだけでなく、対象とのかかわりから、自分なりの問題を見つけ、自分なりの解決方法を、見通しをもって、意図的、目的的に対象い働きかけるところに特色がある。したがって、「見通し」を持てるように学習過程を組織することが大切なのである。体験学習では、子どもは見通しを設定し、その実現状況を自身で確認している。したがって、子ども自身で何が分かり分からないかを明確化するために、自己評価が大切になるのである。

教育展望 '95 11月号 P.33



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