メディアの三つの機能性

どんなにメディアが進歩してマルチになっても、次の三つの機能性をもった道具であることに変わりはない。それは、@伝達とコミニュケーションの機能をもつた道具、A探求と表現のための道具、B遊び・娯楽機能をもった道具の三つの機能である。しかし、この三つの機能は、かつては別々の道具であった。例えば、電話は@の伝達とコミュニケーション機能だけであったが90年代のマルチメディア元年を境に、それまで別々の道具機能であったAやBの機能もひとまとめに一体化され、今日のように通信機能、表現機能、娯楽機能とが一体になったものが一般的になってきた。

「新しいメディアに囲まれた子どもたち」
八木紘一郎(白梅学園短大教授)
教育展望
2004.10月号
pp.21


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