知的好奇心
波多野誼余夫・稲垣佳世子
中公新書−中央公論社
PP.100

遊びと学習

学習させるなら 「遊びを通して」「遊びを中心に」というキャッチフレーズが幼児の知的教育に賛成している人々の間で流行しているようだ。
しかし、この傾向のなかには、「遊び」というのを学習という苦い薬の上にかけて口あたりをよくする砂糖のようなものとして考えているきらいがある。
遊びを砂糖菓子のようなものとして学習に付随させるやりかたは、人間怠け者説を抜け出していないのだ。
幼児が本来「学習する動物」であることを無視しているのだ。 それでは、幼児も幼児なりに知る喜び、理解するうれしさ、向上する楽しみを持っていることを認めているとはいいがたい。


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