学ぶことと子どもの発達》
   勝田 守一
       岩波講座     教育の方法2     PP.10〜PP.11

 生活という言葉が使用に堪えないならなら、使わない方がいい。
しかし、その言葉を使わないからといって問題がなくなることはない。
教科は、「科学的成果」を教えるのを目的とするというような把握は、授業を矮小化し、教育を「科学的成果」という既成の知識の集積に従属させ、子どもを創造的な学習から疎外させてしまう結果を生む。
科学的成果を教えるのではなく、科学の遺産の発達的相続を通して、人類の進歩に参加する能力を発達させることが目標なのである。
そのためには、科学の成果を「どのように学習するのか」という課題が重要なのだ。


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