道具としてのコンピュータ
      
コンピュータも、自転車や自動車と同じように道具の一つであり、道具の操作を覚えるのに教程が必要である、とする人もいる。本質的に異なる点は、コンピュータそのものは無目的的な道具であることで、計算機にするか、ワードプロセッサにするか、情報検索機にするか、通信機にするかは使い手の目的によって変わってしまう点である。コンピュータを使いこなすには、はじめに使い手が使用目的を持たねばならず、課題解決的あるいは問題解決的になる。したがって、コンピュータの操作を習得するだけでは、コンピュータを使いこなすことにはならない。

井口磯夫
(十文字学園女子短期大学教授)
教育展望 
'95 10月号  
P.1


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