岩波講座 教育の方法1「学ぶことと教えること」

波多野誼余夫
岩波書店
「学習のプロセスにおける4様相」

1、知識は、主体が外界と相互交渉する中で、つまり外界の情報をその内部に同化する(とりこむ)ことによりしだいに獲得されていく。
2、主体は、この同化に際して先行知識を利用する。
3、知識の獲得(変容も含めて)は、一部は外生的なもの、すなわち事物の性質やそれが働きかけによっていかに変化したかを観察することに依存するものであるが、もう一部は内生的であって、外界への働きかけが互いに協調される(意識化され構造化される)ことに基づいている。働きかけることのはねかえりとして生じる知識の獲得だといってよい。
4、学習は、ある種の認知的制約によって方向づけられている。
P.99


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